スペインの物価は安い?物価高の影響は?食費や旅費の目安を解説
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スペイン2023.10.217分

スペインの物価は安い?物価高の影響は?食費や旅費の目安を解説

スペインの物価は安い?物価高の影響は?食費や旅費の目安を解説

スペインは世界に誇る観光名所を多く有し、温暖な気候と「物価が安い」というイメージから、日本の旅行客にも人気の国です。しかし実際、日本と比べてスペインの物価は安いのでしょうか?

本記事ではスペイン観光や滞在に必須となる食費や移動費、家賃などのほか、観光地の入場料や渡航・宿泊にかかる費用を紹介します。観光はもちろん、留学・在住など中〜長期の滞在を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

※1€=約138.74円。2023年1月14日現在の€円レートで計算しています。

スペインの物価は日本と同じくらい。物価高騰の影響は?

スペインの物価を「安い」とイメージしている日本人は多いのではないでしょうか。確かに他のヨーロッパ諸国に比べると高い方ではありませんが、実は思っているほどスペインの物価は安くもなく「日本と同じくらい」というのが感覚として正しいところでしょう。

昨今は、円安の影響もあり1〜2年前と比べてスペインへの旅行や生活にかかる費用は割高になりつつあります。

また、国内ではロシアのウクライナ侵攻の影響からガソリンなどのエネルギー価格は10%、食品は20〜30%も値上がりしており、一部の食料品では暫定的な減税措置も行われているほどです。

スペインに渡航する際は、スーパーを活用するなど工夫して滞在費用が高くなりすぎないよう注意する必要がありそうです。

食事にかかる費用の目安はどれくらい?

このパートではスペインで食事をするときにかかる費用の目安を紹介します。

レストラン

日本と比べるとレストランやカフェ、バーなど外食費は総じてやや高い印象です。特に観光客向けのお店では割高な価格設定をされていることもあります。

食費を抑えたいなら現地の人が訪れるようなカジュアルなレストランを選ぶなどの工夫も大事でしょう。

ランチ

スペインには「タパス」と呼ばれる小皿料理があります。タパスにはパンにチーズやオリーブ、生ハムが乗ったシンプルなものから、煮込み料理やアヒージョのような手の込んだものまで様々なバリエーションがあります。

品目日本円
タパス(1つ)約420円
パエリア(2人用)約2,080円
ランチセット(カジュアルなレストラン)約1,530円
ランチセット(通常のコース料理)約1,660~2,770円

ディナー

スペインではランチは多め、ディナーは軽めに済ませる家庭が多く、レストランなどでもランチが充実している印象です。

チェーン店

チェーン店のファストフードは円安の影響もあってか、日本よりやや高い印象です。

カフェやバー

カフェやバーでコーヒーやビールを楽しむ場合、価格の目安は以下の通りです。都市部や観光地でこの値段なら、お得と言えるでしょう。

スペインの一人当たりアルコール消費量はEUの中で最も多く、価格も低めです。国産ビールはもちろん輸入ビール・ワインも安く、外食ではジュースを頼む方がかえって高価になる場合もあります。

スーパーマーケット

スーパーマーケットで買える食料品や飲料などの価格の目安を紹介します。長期滞在や旅行で食費を抑えて楽しみたいならスーパーマーケットの利用がおすすめです。

移動にかかる交通費の目安はどれくらい?

このパートではスペインでの移動にかかる費用の目安を紹介します。

スペインは公共交通機関が発達しているので、電車やバスの利用が便利でお得です。

バス・地下鉄

スペインはバス大国で、バスが全国をほぼ網羅しています。都市部では10分間隔、深夜でも1時間おきに運行しています。

マドリードには「ABONO TURISTICO」という観光客向けのツーリストパスがあり、決められた区間内なら乗り降りが自由です。

またバルセロナにはバスと地下鉄で使える回数券「T-Casual」があります。観光で回るほぼ全てのスポットをカバーしていますので、市内観光におすすめです。

タクシー

週末や夜間(20時以降)など日や時間によって初乗り料金や1km当たりの乗車料金が変わります。

タクシーを利用する際は、先に行き先を伝えてからおおよその料金を聞いておくと支払いの際のトラブルを避けられるでしょう。

観光にかかる主な費用の目安

ここでは、スペイン観光にかかる航空券やホテル宿泊費、観光スポット入場料などの費用の目安を紹介します。

2023年1月現在では日本からスペインへの直行便はなく、EUの主要都市を経由して一度乗り換えてから向かいます。

航空券

マドリードとバルセロナに行く場合の航空券の価格は以下の通りです。それほど値段に差はありません。

格安航空会社(LCC)を使えば航空券の費用は10万円以下に抑えられる場合もありますが、移動時間が20時間前後と長くなる場合が多いので注意しましょう。

ホテル宿泊費

それなりに快適なホテルを選ぶなら宿泊には1万円前後の費用がかかります。泊まる場所にこだわりがなければ、リーズナブルなホテルが5,000円前後、Airbnbなどのバーケーションレンタルサービスを利用すれば5,000円以下の予算でもたくさんの宿泊先が見つけられます。

美術館・観光スポット等の入場料

スペインの観光スポットは概ね1,000〜2,000円の入場料がかかります。

日本の一般的な美術館や観光スポットに比べるとやや割高に感じられるかもしれませんが、世界に名だたる観光名所への入場料と考えればむしろお手頃価格と言えるかもしれません。

留学にかかる主な費用の目安

スペイン留学にかかる費用を紹介します。留学を手配している学校によっては、入学金や授業料・滞在手配料・アパートまたは寮費が全て含まれた「留学プラン」が用意されている場合もあります。

教材費や航空券、海外旅行保険料、食費やお小遣いなど個人的な支出については、別途計算しておきましょう。

学費

スペインの学校に留学する際には、入学金と授業料が学費となります。

入学金は留学期間に関係なく一律で設定されている場合と、留学期間の長さに応じて変動する場合があります。

家賃

学校や留学手続きを代行してくれるサービスを通すと、多くの場合、留学費用にアパートの賃貸料や寮費が含まれています。

もし長期留学を検討していて滞在費を節約したい場合はシェアアパートなど、自分で現地の宿泊先を手配すると良いでしょう。

シェアハウスでは水道光熱費込みで家賃が設定されていることが多く、一人暮らしの部屋では家賃のほかに水道光熱費がかかることに注意が必要です。

マドリード・バルセロナといった都市部では家賃が高額になりがちです。都市部での一人暮らしはあまり現実的ではないかもしれませんね。

日用品

日用品の価格は以下に挙げる通りです。日用品の物価水準は日本と同じくらいかもしれません。

また、どの店で買うかによっても差がありそうです。

スペインの物価についてさらに詳し

チップを払う義務はない

実はスペインにチップの文化はありません。アメリカなどチップ文化のある国ではレストランやホテルを利用したとき、タクシーに乗ったときなど、サービスに対する感謝の気持ちとして従業員にチップを支払います。

そのため、従業員の給与はチップ込みで算出されており、中にはチップで生計を立てている従業員もいます。

しかし、スペインではホテルやレストランなどでサービスを受けた際、チップは支払わなくても問題ありません。

高級レストランでは支払うこともありますが、タクシー・ホテル・カフェ・バーや、一般的なレストランではチップの支払いは不要です。

従業員のサービスがよく、お礼のしるしとしてどうしてもチップを払いたいという時は支払額の5%ほどを渡しましょう。

スペインの物価には地域差がある

スペインの物価には地域差があります。

スーパーの食材や日用品はそれほど差はありませんが、レストランやバー・ホテルの価格などはマドリード・バルセロナのような都会や観光地においては他の地方都市よりも高めに設定されています。

外食やホテルの宿泊にかかる費用に関しては、観光客向けの価格設定ということもあるでしょう。

しかし先に挙げた都会や観光地では家賃なども総じて高くなっているため、留学や在住など長期の滞在を検討している場合は、事前に滞在先の物価を個別に確認しておかなくてはいけません。

まとめ

スペインの物価は日本と同じくらいで、外食はやや高め、スーパーマーケットで買える食料品は安めです。

また安価で利用できる公共交通機関が発達していますので、移動手段に困ることは少ないでしょう。

ただ、昨今の世界的なインフレもあり都市部では賃料が高く、外食費も高価になりがちですので、中〜長期の滞在では事前に余裕をもって費用を準備しておく必要があります。

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